若いころは食欲の塊だった愛犬でも、老犬になると食欲がぐっと落ちてしまいます。
食べないことは衰弱へ繋がります。
食欲のない高齢犬に食べてもらうには、今までと考え方を変えることが大切と言われています。
高齢犬が食べてくれやすい食べ物についてまとめてみました。
高齢犬の食事は体にいい悪いは無視!
高齢のワンちゃんは食欲が落ちます
食欲が落ちて食べなくなる
↓
エネルギーが不足する
↓
エネルギーを補うために脂肪や筋肉を分解する
↓
飲み込む力も低下し、痩せていく
食べないことは命の危険が高くなるのです。
それを防ぐにはとにかく食べてもらうこと。
無理に食べさせるのではなく、犬が好きなもの食べやすいものをどんどん食べてもらる
人間のものでも、添加物が多くてもoK
これは、犬の手作り食を広めた、須崎動物病院の須崎先生も断言されています!
須崎先生曰く
・今まで食べるのを禁止していた人間用の食べ物もOK
・少量でも高カロリーなものを選択
・愛犬が好きそうな食べたくなるようなものを探してあげる
たとえば
・人間用のスイーツや、パン
・脂身が多めのお肉(高カロリーでやわらかく食べやすい)
・カロリーメイト(缶入り)、コーンスープ
砂糖を食事に混ぜてあげるのも効果的だそうです。
この時、「そんなの食べさせて良いの〜?」「犬用の食べ物じゃないとダメでしょ」
などという周りの声は無視です(笑)
介護をしたことがない飼い主さんの声に惑わされてはいけないと須崎先生も言ってます。
介護をしたことが無い人、老犬の大変さを知らない人には理解してもらうことは難しいので言わないに越したことはありません。
もちろん大前提として犬が食べてはいけないものはダメです^^
「犬が食べてはいけないもの」
ネギ、たまねぎ
チョコレート
ぶどう類(干しブドウ含む)
キシリトール
食欲が無いワンちゃんでも食べてくれやすいもの
愛犬の食欲が落ちてきたときに食べてくれやすいものをまとめてみました。
・焼き芋(スーパーなどで売っているネットリしたものが良い)
・プリン(カラメルを使っていないものも販売されています)
・アイスクリーム(夏に食欲が落ちていても食べてくれやすいです)
・ちゅーる(水分補給できるタイプもあります)
・蒸しパン(ヤマザキのチーズ蒸しパンは小分けになっているものがある)
・甘酒(できるだけ食塩の入っていないもの)
・バナナ
・カステラ
・パン
・羊羹(ツルッとしているので食べやすいようです)
・トライプの缶詰め
・グリーントライプ
我が家でも、ある時期からけっこう人間用のものを食べさせていました。
食べることへの興味や喜びを無くして欲しく無いのと、夏はどうしても食欲が落ちてしまうので。
人間のものを積極的にあげていました。
反対に老犬に食べさせるのは注意の食べ物もあります
老犬に食べさせてはいけないもの
「でんぷん質の食べもの」
ごはん、もち、イモ類など
口や喉の内側にベタッと張り付きやすいので要注意
「かたいもの」
ガム、ジャーキー、固まり肉のほか
ビスケットのように、噛むと口の中でバラバラになるものは誤嚥しやすくなります
「水分と固体が一緒になったもの」
スイカ、ミカンなど果物
一見やわらかくて食べやすそうだけど、噛んだ時にたくさん出る水分を誤嚥することも。
うちの愛犬は、シニアになってからはガム、ジャーキー、ボーロを食べさせるのをやめました^^;
ガム類は噛めなくなり、ボーロを食べると、どうも口の中に残るようでゴホゴホと咳き込むようになったのです。
代わりによく上げていたおやつは、蒸しパンです。
小さく千切ってあげやすく、やわらかくほどよく水分もあるので咳き込んだりすることもなく愛犬も大好きです。
老犬の食事を食べやすくしてあげる方法
ドライフードなら、お湯や肉の茹で汁をかけてふやかしてあげると
柔らかくなり、香りも立つので食欲が刺激されるようです。
誤嚥しないように、できるだけ食べ物はブレンダーやフードプロセッサーで
ペースト・ピューレのようにすると食べやすくなります。
フードプロセッサーは洗うのが面倒なので、私は主にクイジナートのブレンダーを使ってました。
鍋の中で直接ガーッとペースト状にできるのでとても便利です。
(お鍋によっては傷がつくので注意してくださいね)