愛犬が亡くなったとき、お墓について考えることになりました。
そして疑問に思うのは「ペットと人間一緒のお墓に入るってだめなの?」
さて、これについてはいろんな意見があるようですが
少し最近では変わってきているようです。
犬と一緒のお墓にしたいという飼い主さん
可愛がってきた愛犬やペットと一緒のお墓に入りたい。
飼い主ならついそう思いますよね^^;
1人(匹?)にさせるのは忍びなくてかわいそうで・・・。
こう思う人はとても多いようで
あちこちのお寺で相談もされるし
最近ではペットと一緒に入ることのできるお墓もあります。
うちの父の墓苑は、まだ10年くらいしか経っていない
比較的新しい墓苑ですが
人間のお墓の隣に、可愛らしいペットのお墓が建てられているのが
いくつもあります。
ペットと人間のお墓が並んでいるのを見るたび
なんとも癒される気分にさせてもらってます^^
犬と飼い主のお墓一緒はかつてはタブーだった
と、最近ではペットと飼い主のお墓をおかしいと思うことはあまり無いのでは?
と個人的には思うのですが
実は、この風潮はごく最近のこと
ほんの少し前までは、たとえペットであっても
動物と一緒のお墓に入るというのはタブーでした!
なぜタブーだったのかというと
仏教には輪廻思想があって、亡くなったあとの魂は生まれ変わるとされています。
しかし、動物たちは「畜生界」という世界に
堕ちた存在と考えられており
生前の悪い行いから畜生に生まれ変わったため
ペットでも、一緒に納骨をするのはいけないと言われていたようです。
でも・・・
近年はそうじゃないと異論を唱える僧侶も増えているようで
ペットもちゃんと往生できるし
飼い主と一緒のお墓でも構わないという僧侶もいます。
また、そうじゃないと
檀家さんがどんどん減ってしまうという現実もあるようで(笑)
ただし、それには
「亡くなったペットのために、残された家族が念仏の回向をすることで極楽浄土へ往生できる」
と考えられてもいます。
念仏回向というのは
生きているものが死者の成仏を願いお経を唱えたり、法要をすることを言います。
つまり、一緒にお墓に入ったりペットを極楽浄土に送ってあげるには
お経や法要が必要です。
という解釈でも良いのかもしれませんね。
ちょっとそこに、仏教のビジネスっぽさを感じたりもするのですが(笑)
この本面白かったです
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仏教の寺院ではペットと一緒のお墓を認めているところはまだ少ないようですが
それ以外のお墓が注目されています。
ペットと一緒に入れるお墓2選
・公営霊園
公営霊園(または民営霊園)は
市町村などの自治体が運営していて、宗教的な制約や申し込み資格などもゆるく
ペットもOKというところが増えています。
・樹木葬墓地
近年人気が高まっている樹木葬の墓地も
ペットも一緒に入れるところが多いです。
どちらも、檀家さんになる必要は無いところがほとんどで
いわゆる宗教的なしばりとかしがらみがありません。
最近では遠方にある先祖の墓じまいをして
近くのお墓に移動する際に、ペットも一緒に入れるお墓を選ぶ人もいるようです。
愛犬と一緒のお墓に入りたい
うちの愛犬のお骨はそのまま家にあります。
これは、私以上に夫のたっての願いです(笑)
そして、一緒にどっかに撒いて欲しいよね〜というのは私と夫の願いです。
うちは子供が居ないので、それを甥や姪に頼むのもなぁと思っているのですが
どうやら最近は、自分が亡くなったあと散骨を家族に代わってやってくれる
サービスもあるのだとか!
それ良いかも!
と思っている次第です(笑)
やっぱり一緒が良いんですよね、愛犬と。
夫じゃなく(笑)