老犬ホームに預けることを反対する家族が居たら!我が家の夫の変化

犬が高齢化し介護が必要になったとき、選択肢のひとつに老犬ホームがあります。
しかし家族の中には反対を唱えるひとがいる場合もありますよね。
我が家も夫が当初猛反対でした。

しかし、今は「あの時入所させて良かった」と老犬ホームに感謝をし
積極的に面会の日を決めて、会いに行くとせっせと愛犬のことを可愛がっています。

家族が老犬ホームを反対した場合。我が家のケースをお話しします。

夫の膝で甘える愛犬^^ 夫はデレデレ・・・

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老犬ホーム大反対だった夫

愛犬の夜泣きが始まり、どうして良いのかわからない日々
何を試しても効果が出るのは最初だけでまたぶり返す・・・。

そんな時、「老犬ホーム」の存在を知りました。

あぁ、こんなところがあるんだ
神様の助けかもしれない!

夫に相談をしてみると

「老犬ホームなんてだめだよ〜」

夫の言い分は
「これくらいの吠え大したこと無いよ」
「俺が夜は面倒見る」

でした。

対する私は、

夜も眠れない

ご近所が気になって仕方が無い

ずっと平行線です。

老犬ホームに救いを見出した私と
老犬ホームは断固反対の夫

平行線のままでした・・・

夫は愛犬を溺愛しています。

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散歩も行くし、あちこち連れて行くの楽しみにしていました。

ここは、夫の意見を尊重するしかありません。

老犬ホームにお願いしたいと思っていても
家族が反対していると、お互いにシコリになります。

老犬ホーム見学に行ったことで価値観が変わった

そんなある日

愛犬が歯の治療で入院をすることになり
ぽっかりと数日愛犬不在の日々を送ることになったのです。

久しぶりにドライブにでも行こうかと相談していたら

夫が急に
「あんたが言ってた老犬ホーム見に行ってみる?」

と言い出しました。

え?! ホームに行くの?

それまで老犬ホームのことは反対し続けていただけだったので驚きました。

老犬ホームは大抵の場合、見学ができます。

事前に連絡をすると、施設内の見学をさせてもらうことが出来るんですね。

しかし我が家はまだ入所させるつもりはなかったので
住所を頼りに先方には連絡を取らずに、こっそりと(?)
どんなところか見に行きました。

駐車スペースから見える広いドッグラン

あちこちのドッグランに行った中でも、広さは間違いなくトップクラス

手前の方にも小さな公園のようなスペースがあり
そこでワンコたちがたくさん自由に遊んでいました。

ワンコたちはすぐに私たちに気づいて、ワラワラと近寄ってくるのですが

どの子も好奇心いっぱいで、元気

ここって老犬ホームなの?

私と夫は驚きました。

私はある程度はホームページをみて予習していましたが
夫は全く見ていなかったので、結構驚いたようです。

この日を境に、夫の老犬ホームに対する考え方が変わり

少しずつ軟化していったように感じます。

結果、愛犬の夜泣きがひどくなったときには
迷わず、この時見学に行った老犬ホームさんにお願いをしました。

老犬ホームは誤解されがち?

実は私もかつては老犬ホームに対してちょっと勘違いをしていました。

それはどういうものかと言うと

  • 末期の犬が狭い部屋で寝かされっぱなし
  • 狭いサークル内に何頭も閉じ込めっぱなし
  • 散歩などにも連れて行ってもらえない

など。。。

これって、保健所とか収容所のイメージですよね^^;

実際の老犬ホームには全く違いました。

  • 一匹ずつがゆったりとしたお部屋を与えられ
  • 冷暖房はしっかりと適温に保たれ
  • ドッグランで遊ばせてもらったり、お散歩に行くのが好きな子は
    スタッフさんがお散歩へ連れていく

どの子も元気で楽しそうでした。

夫に最近になって

「最初反対していた頃って、老犬ホームのこと勘違いしてたでしょ?」

と聞くと、やはりそうだったようです(笑)

夫のイメージもやはり、保健所とか
テレビでみる、殺処分にされる子が入っている施設

あとは、生体販売をしているペットショップのように

壁一面のケージに入りっぱなしのイメージだったそうです。
(ペットショップのような環境の老犬ホームもあります)

やはり実際に見に行ったことで、夫もここなら大丈夫かと、気持ちに変化が現れたようです。

他の施設の提案もしてみた

老犬ホームとひとくちに言っても
それぞれ施設の環境や、飼育方法などは違います。

ヒノキのお風呂やトレッドミルが設置されていたり
バブルバスもあるセレブ系のホームもなどもあります!

私が夫に、こんなところがあったよ
と私が候補にあげたのは

・完全看護スタイルの老犬ホーム

・自宅からより近い老犬ホーム

自宅から近い老犬ホームにも広めのドッグランがあり

周辺環境も自然が多く良さそうです。

一軒だけより、数軒ピックアップすることで違いもわかりやすくなります。

夫はその2件を見て、

完全看護スタイルのホームは、まだ歩ける愛犬には向いていないし
完全に室内なのもダメ

チビは外で歩くのが好きだから、ドッグランが無いとね、と言います。

確かにそうだわ〜。

私はどうも冷静に見れていないところがあります^^;

もう一軒は近くて良さそうでしたが
夫によるとうちから行くとなると案外遠いのでダメ

とのことです。

2件ともダメ出しをされましたが
夫の頭の中には、見学をした時から
もし預かってもらうとしたらここしかないと決めていたようです。

犬の介護は家族内でも温度差がある

愛する犬に対する思いは、家族であってもそれぞれ違いがあります。

夜泣きが大変すぎると思う私に対し、夫はそれほど感じていないというくらいですし。

一時期は夫との仲も険悪になりましたが

これはどこの家庭でも起こりうることのようです。

愛犬がお世話になっている老犬ホームの園長さんも

「夜泣きをするワンちゃんは、奥さんの方が大変なんですよね」

と言っていました。

どこのお宅も、旦那さんはそれほと感じないんですって。

それはなぜかというと
「旦那さんは外で仕事などをして気持ちをガラッと切り替えて日々を過ごしているから」

なのだそうです。

これを言われたのは、心療内科の医師です。

家の中で大変なことがあっても、男性は外に仕事に行くことによって
忘れることができる。

それが、家にずっといる私のようなタイプの奥さんは
ずーっと、犬のことで頭がいっぱい。

こういったところからもストレスが溜まったのでしょうね・・・。

さいごに

老犬ホームという、大きな選択をする時に

家族みんなの同意が無ければ足を踏み出すことはできません。

誰かが我慢したり、あの時違う選択すれば良かった・・・

とならないようにしたいものです。

私は反対をする方には、実際に見てもらうのが一番かと思います。

私自身も最後の最後まで迷っていた気持ちも正直ありましたが

ホームに実際に連れて行き、スタッフさんのお話を聞き施設内部まで実際に見たことで

「ここを選んで良かった」

と心から思えました。

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