犬に漢方を使う人が増えているようです。
私も愛犬に漢方を使ってきていました。
半年以上お世話になった漢方薬局に不信感がちょっとつのってきたので
また新たに違う漢方薬局へ相談をしてみました。
漢方薬局に相談をする2軒目
しばらくお世話になっていた漢方薬局さんの薬が全くと言って良いほど効かなくなってしまい
途方にくれてしまいました。
頼みの綱の「牛黄」すら効かないのです。
その漢方薬局では、牛黄が最強のように言っていたので
他を当たるしかありません。
そこで「犬 漢方薬局」と検索してあちこちの漢方薬局のHPをチェック
うちの愛犬は認知症で夜泣きがあるので
認知症に強そうな漢方薬局に相談をしたかったのです。
さて、検索をしてみつけた漢方薬局さんとは最初はメールのやり取りから。
具体的には私からの相談内容は以下のようなものです。
『朝、昼、夜寝る前など、急にハァハァと呼吸が荒々しくなり、そこから興奮状態になって、ギャン吠えをする。
(時間にすると約30分~1時間)
また、一度眠ってからも
深夜の12;00過ぎに二、三回夜泣きをする』
漢方薬局さんからのお返事は以下です。
『腎虚による脳や自律神経のバランスの不調が考えられます。
鹿茸や冠元顆粒により腎虚と血流の改善などにより効果が出ているように感じられます。
メラトニンなども良いと思われます。
愛犬君の症状は「心腎不交」という症状により発症しているように思われます。
現在の漢方薬も良い漢方薬であると思われますが、暑さのせいで腎水と心火のバランスが崩れ 眠っているのに深く眠れず多夢・幻覚感などに苛まれているのかもしれません』
今現在飲ませているサプリと漢方も全てお知らせをしておきました。
その後電話で直接相談をすることになり、そこでビックリする診断を聞かされます
「てんかんの典型的な症状かと思います」とのことでした
てんかん!?
てんかんというと体を硬直させたり、泡を吹くといった症状かと思っていたので
てんかんですか?
と尋ねると、漢方でいうてんかん症状は多岐にわたるそうです。
知らなかったーー。 これはかなり衝撃でした。
うちのワンコの場合は、夜泣きが始まる前に呼吸がハァハァと荒くなり 目もキッと釣りあがる感じになります。
そうしてそこから吠えが始まるのですが、これがてんかん症状らしいです。
そうだったのかー?!!
と目から鱗です。
確かに長時間吠えっぱなしとかではなく、急に目つきが変わり呼吸が荒くなって
違う犬か?という感じに激変するんですよ。
てんかんと言われたらそうなのかもしれないと想いました。
処方された漢方薬
で、肝心のお薬ですが
少し前まで使っていた4種類の漢方は
「とても合っていますし、良い処方かと思います」
「ただ、もっと効果のあるものをあげてみてはどうでしょう?」
と提案をされました。
もっと効果があるもの・・・、それは今やほとんど手に入らない漢方薬で
羚羊角(レイヨウカク)
という名のものです。
ずっと飲ませていたのが鹿のツノの漢方、鹿茸ですが 鹿茸よりずっと効果が高いのがようれい角なのだそうです。
曰く、現在はほとんど手に入らない漢方薬だけど、その先生のもとにはまだ若干のキープがあるのだそうです。
先生はこのお薬をとてもプッシュしてくださいます。
希少価値ゆえ当然、お値段も高いです(笑)
さらに、熊のなんとかという恐ろしく高額の漢方も使ってみてはどうか、と言うのです。
ざっと計算して、その2つを使うと軽く1ヶ月6万円くらいにはなります。
もし、本当にこの薬が効いて夜泣きがピタリと止まるならその金額も致し方ないとまで思いつめていました。
しかし合うかどうかわからない薬に高額を出すことはできません。
まずは、少量から買ってみることにしました。
羚羊角(レイヨウカク)
サイガレイヨウの角を粉末にしたもので、鎮静作用により神経の緊張を和らげます。

そして、イスクラの漢方「心脾顆粒」も一緒に使うように勧められました。
心脾顆粒は、10種類の植物性の生薬を原料として製剤化したもので
貧血、不眠、健忘の改善を目的としている漢方

で、お値段は16080円
これは15日分です。
れいよう角は1日2〜3回飲ませても良いそうです。
さぁ、これで夜泣きが収まると良いのだけど・・・
愛犬の夜泣きに最強漢方れいよう角は効果あり?
期待大の羚羊角れいようかくですが
ぶっちゃけ、期待は思いっきり外れてしまいました。
つまり全く何も変化ありませんでした。
祈る想いで毎日数回あげたけど、 異常行動も夜泣きも興奮もそのままでした。
もう、漢方はヤメよう。
やっと踏ん切りがつきました
しかし、この漢方薬局さんに相談したことで
「てんかん」の可能性もわかりました。
てんかんのワンちゃんは多いし、何かよいサプリが見つかるかもしれない!
希望も湧いてきました。
てんかんサプリを探しあげてみると効果のあるものが見つかりました。
冷静になった今感じる漢方との付き合い方
今になって分かるのですが、漢方はやはり時間がかかります。
そして相性もかなりあると思うのです。
犬の体質や症状との相性もあれば、飼い主である私との相性も^^;
このころの私は、犬の夜泣きに疲れきっていました。
そして一刻も早く効くことばかりを求めていたのです。
ゆっくりじっくりかかる漢方に頼り切ることができませんでした。
もしかしたらずっと中長期的に使ったら、改善は見られたのかもしれないのに・・・。
ちょっと悔いも残ります。
しかも、犬の漢方は高いです(笑)
実は私自身もこれまで3件の漢方薬局で、漢方を処方してもらっていました。
(うち一軒は愛犬の漢方も処方してもらって不信感をいだいた漢方薬局)
でも、私の漢方よりずっと高額です。
人間の漢方のお値段は1軒目の漢方薬局は12,000円でした(1ヶ月分)
処方が変わっても常に毎月定額で安心でした。
2軒目も1か月分¥16,200と定額で、ガンの方の処方薬の場合だけ32,000円です。
3軒目は、ワンコの薬と一緒だったりするのと、犬の薬同様に増やしていく感じだったのでちょっと金額の明細は不明です^^;
犬は定額で漢方を出してくれるところは少ないのかもしれません。
どんどん効果があるというものをプラスするように勧められていくところに、ちょっと不信感も芽生えてしまいました。
漢方で治療をするなら、お金がかなりかかることは覚悟しなくてはいけないのだと思いました。
西洋医学というか、普通の獣医さんと違い金額がわかりやすくないため
もっと改善したいと思ったら、どんどん高価なものが薦められていくのはどこも同じようです。
うーーーん。 なんだかなぁ。
漢方薬局よりは、獣医師が漢方を扱っているところのほうが相談しやすいし
料金もはっきりしていて良いかも。
そしてしっかり信頼できる先生じゃないと続いていかないですね^^;
ここが一番大事かなとも思いました。