老犬の全身麻酔抜歯のその後!菌に感染下痢続きで病院通いが続く

全身麻酔で歯を22本抜いた我が家の愛犬その後です

老犬の全身麻酔はリスクが高いと言われていますが、入院後に起こった下痢三昧の日々についてです。また歯を抜いてからの食事や見た目の変化もお話します。

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抜歯した後の犬の食事

14歳と8ヶ月にして全身麻酔で、抜歯と歯石取りをした我が家の愛犬の術後

犬は歯が全く無くなっても問題なく食事ができると言われています

しかし歯を抜いてすぐは、ペースト状態のフードが良いとのことで
病院で勧められたのは、ヒルズ の犬用 i/d 消化ケア

消化ケアにはロウファットタイプもありますが、老犬はカロリーも大切なのでそちらは買いません。

缶を開けるとプーンと食欲がそそられそうな匂いがします

お皿にとってあげると、ガツガツとよく食べるチビちゃん

反っていた歯が無くなり、痛みも消えたせいか前より食べやすそうです

食べながらイライラと吠えたりすることもありません

考えてみたら犬ってカリカリのフードでも、噛んで食べるのではなくほぼ丸呑みですよね

抜歯したあとちゃんと食べられるのかについて質問をすると

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「まったく問題ないですよ。犬は歯が全く無くても食べられますから」

と先生が言っていた通りです。

カリカリでも良いのかもしれませんが、ずっと手作りしていた名残でウェット系のフードをあげたくなります。

ヒルズの消化ケアプラス

抜歯をする前の事前検査で、腎機能がちょっと衰えているのもわかったので

ロイヤルカナンの腎臓サポートと、適当に混ぜてあげるようになりました

抜歯後見た目に変化はあり?

歯を抜いたあとって見た目はどうなりますか?

これも心配していたことのひとつ^^;

人間なら歯が無いと顔はふけまくってしまうと思うのですが・・・

チビは22本抜いたけど犬相はあまり変わってません

歯がないので、ベロンと舌が飛び出すとかあるのかなぁと思っていたけどそんなこともありません

写真は抜歯をする1年前のチビ

こちらは抜歯後お迎えに行ったときのチビ

ちょっと顔がむくんで居る感じですが、ほとんど変化ないですよね

でもね、寝て居ると下の歯がニョキっと出ています^^

可愛い♪

さて、病院に入院しているときのチビはどうだったのか?

先生によると、夜泣きなどもなく良い子でしたよ〜とのことでした

慣れない環境や麻酔や抜歯で疲れていたのかもしれませんね

まぁひとまずホッ

家ではどうなるかなぁ〜?

自宅に帰ってきてからのチビは、食事をよく食べよく眠っていました

昼も夜も以前と変わらず、夜泣きもしないでとても良い感じです

全身麻酔のリスク?菌に侵され病院通い三昧

チビの口から漂ってくるなんとも言えない口臭^^;

それが全く無くなり、食事も食べにくそうにしていたのが解消

思い切ってよかった!と思っていたのですが

やはりそこは老犬です。全身麻酔のリスクらしきものがありました

退院して3日目のことです

チビがソワソワと徘徊をするのです

ずーっと2時間〜4時間くらい家中をくるくる歩き回る・・・

くるくる徘徊し続けて最後に少なめのウ○コをするのですが、それが下痢

入院生活でストレスがかかって下痢しているのかなぁ??

チビは下痢をしても翌日にはケロッと復活するワンコなので、あまり気にしないようにするつもりが・・

下痢をしてすっきりしたはずなのに、少ししたらまたクルクルと徘徊が始まります

永遠に続くかのような徘徊にたまりかねて、散歩に連れていくとそこでも下痢

トロンとしたゼリーっぽい不思議な下痢、何だろこれ??

結局その日は合計4回下痢をしたチビ

基本自宅で排泄をしないワンコなので、

チビがトイレに行きたいアクションを起こしたら外に連れていかねばなりません

季節は11月の終わり、深夜の2時にもチビがソワソワしだし真っ暗な中外に連れていきました。

これが2日続き、病院に連れていくことに

下痢をしたときは、ブツを持っていくことが必須

ペーパーに包んだゲリPをジップロックに入れて病院へGO!

チビも連れていきました

先生にジップロックをお渡しし検査に出すこと数分

診察室に呼ばれると「チビ君の便からがほーきんが見つかりました」と言われる

「がほーきん?」

先生がホワイトボードに書いた文字は芽胞菌(がほうきん)

なんでしょこれ?

「芽胞菌とは」
環境の中でどこにでもいる菌のことで、一部の芽胞菌の中には出血性の下痢やドロッとした粘液性の便、あ何度も排便を起こす原因となる

治療には抗生物質が有効で、しつこい菌のため下痢が止まってからも1週間くらいは抗生物質を飲ませた方が良い

なんだ、菌だったのか。とひとまずホッ

検査は糞便検査(直接法・浮遊法)
皮下筋肉注射を打ってもらい、内服薬は胃薬と抗生物質が2週間でした

原因がわかると安心するものですよね

その日から、抗生物質を飲ませると次第に下痢は落ち着いてきました

ところが、ところですよっ!!

1週間後、また下痢が始まり出しました

今度は前回のようにクルクル数時間回るなんて余裕はない様子で、即下痢

内容もゼリー状ではなく、何かが違う・・・

また何かの菌が悪さをしているに違いない、すぐに病院に連れていきました

もちろん、ジップロックに下痢Pを詰め込んで持参です

受付で持参したジップロックを預け検査を待ち、診察室へGO-

すると先生が、「チビ君の便から、今度はちょーかんきんが検出されました」

ちょーかんきん?なんだそれ??

先生がホワイトボードに記した文字は「長桿菌」これでちょうかんきんと読むそうです

今度はなんだろ?

「長桿菌とは?」

桿菌(カンキン)と呼ばれることが多い棒状の形態をした細菌のことを言う

今回は、前回と同じ糞便検査(直接法・浮遊法)のほか、糞便ジアルジア検査なるものもされ
前回とは違う内服薬とヒルズ の犬用 i/d 消化ケア を購入して帰ってきました

ハーッ、これで治ってくれると良いなぁ

薬は2週間分あります

毎日薬を飲ませ食欲も良好、もう大丈夫だろう!と思った私が甘かった

前回病院に行ってから10日目、三度目のチビのゲリーーー

またですかーー?!!!

今度は最初の芽胞菌が検出されたときのような、ゼリー状の下痢です

「芽胞菌か!」もうすっかり私たちも慣れてきました

チビの下痢をまたまたジップロックに突っ込んで病院へ駆け込みます

ジップロック普段あまり使わなくてキッチンの棚で眠っていたけど、今月は大活躍です

先生に呼ばれ診察室にはいると

「チビ君の便には、芽胞菌と長桿菌がいます」と衝撃のお言葉

なんと、がほうきんとちょうかんきん両方にやられていたのです

ハイブリッドな下痢です(笑)

今回も2週間分お薬をいただいて、菌はしつこいので飲み終わるころもう一度連れてきてくださいと言われました。

2週間後またうんPを持っていき検査をしてもらうと、やっと菌がいなくなっていると言われ、ついに菌をお別れできました。

この間11月17日〜12月15日

1ヶ月かかりました

抜歯の際に体力を消耗して、チビの免疫力がゼロになってしまったのでしょうか?

まぁ、感染されっぱなしです。

でも、最初はびっくりしたけど次第に慣れてくるものです

慣れってこわいわぁ〜

チビが下痢を催すたびに外へ連れて行って、うんこをさせるのですが
季節は晩秋からすっかり冬になり、近くのマンションにイルミネーションが飾られるようになりました

夫もこのタイミングで痛風になり( ̄◇ ̄;)

真夜中でも私がお散歩に連れていかなくてはなりません。

冬のチーンとすみきった夜空の中に浮かんだイルミネーションに励まされながら
ウンPを拾い続ける日々、イルミネーションに感謝してました。

「最後に」

老犬、しかも慣れない入院生活などをすると免疫力がダダ落ちになるようです。

がほう菌やかん菌は、ビオフェルミンなどでは治らないそうです。

なにか異常があったら、即病院に連れていくのが良いです。

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