愛犬が亡くなったあと、骨をどうするか・・・
これは多くの人の悩みどころのようですが
意外と見かけるのが「ペットの遺骨を食べた」「ペットの遺骨を食べたい」という人。
食べちゃった人もいらっしゃいます。さて、これは良いの悪いの?
愛犬の骨を食べたいと思う理由
愛犬と離れ離れになるのはツラい、寂しい
1人にさせたくない
自宅にずっと置いておく、キーホルダーやペンダントにするなどいろいろな方法がありますが
持ち歩くより自分のカラダの中に取り込んでしまいたい
そう考えるのは、決して不自然なことでは無いと思います。
愛犬の遺骨を食べてしまった人
亡くなった愛犬の骨を食べたいと思った人
食べてしまった人
どちらも意外と居るようです。
遺骨を食べて自分のカラダに取り込むことで
ずっと一緒に居られる
という想いからのようです。
この気持ちわからないでも無いです。
自分のカラダの中に愛犬が居る
それって良いなぁと思いますもん。
そして実際に食べたという人も居ます。
故川島なお美さんのご主人の
パティシエ、鎧塚俊彦さんは
川島さんの愛犬、小小夏君が15歳で亡くなったとき
骨を食べてしまったそうです。
鎧塚さんいわく
前もってそうしようと考えていたわけじゃなく、思わず食べてしまった。禁忌なのか悪行なのかはわからないけど、思いだけで無く実際に同化したかったそうです。
また、私が最近読んで救いになっている
僧侶 塩田妙玄さんも
愛犬のシベリアンハスキーのしゃもんが亡くなったとき
しゃもんの遺骨を全て食べてやろうと思ったそうです。
しかし実際に食べてみると、じゃりじゃりしていてとても飲み込めるものでは無かったのだとか・・。
愛犬の遺骨を食べるのは悪いこと?
ペット好きが高じて、僧侶となり
ペット霊園を作った僧侶横田晴正さんは
可愛がっていたペットの遺骨を食べたい
という相談者さんに
「食べても良いんじゃ無いですか。それだけ想いがあって一緒になって生きるのは素敵なことです」
と答えていました。
また
「人間でもいらっしゃいますしね」とも
ありがとう。また逢えるよね。 ペットロス 心の相談室【電子書籍】[ 横田晴正 ]
|
たしかに時々人間でも、親御さんの骨を食べたという人がいらっしゃいます。
有名人では、故勝新太郎さんがお父様が他界したときに
骨を食べたとおっしゃっていたと思います。
(もしかしたらお兄さんの骨だったかも^^;)
また、日本でもある地域ではかつて
亡くなった方の骨を噛む風習のある地域もあったといいます。
それほど故人に対する愛情が深かったという哀悼の意の表れのひとつだったようですね。
さいごに
私も、実は以前ちょっと考えたことがあります。
ほんの少しでも愛犬の骨を食べたら、ずっと一緒に入れるんじゃないかって。
でも、焼きあがった骨があまりに美しくちゃんとカラダのパーツごとに分けられていたので
ここから取り分けちゃったら完全な愛犬じゃなくなっちゃうと思い、あっさり断念^^
それぞれが、自分自身納得できるお別れの仕方があり
それを貫けば良いのだということが少しずつわかってきました。