ペットが亡くなったあとついつい考えてしまうのが
もっと長生きさせてあげたかった・・・と言った後悔ではないでしょうか?
人間は産まれてくるときに寿命を決めてくると言われていますが
しかし、実はペットも寿命が決められているそうです。
ペットの寿命は決まっている
人間は自分の意思で食べ物に気をつかい
運動をしたりといった、健康寿命を延ばすことができるけど
ペットたちはその術がないため
飼い主である自分がもっとあのとき・・・
と思いがちですよね
私も、もっとあのとき
もっと、もっと・・・
とそればかりです^^;
ところが、それは飼い主の思い込みであって
ペットたちが天から頂いてきた寿命は決まっていて揺るぎないもの
なのだとこの本で知りました。
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本の著者はペット好きが高じて
ペットの供養をしたいという思いから僧侶になられたご住職
横田晴正さん
ペット霊園を設立され
ペットロスカウンセラーとしても活躍されています。
横田住職よると
命の仕組みからいうと、どの動物も天から授かった命の時間は変わることが無く
何歳でこの世とお別れするのかはあらかじめ決められたこと産まれてくるときに一生はすでにプログラムされていて
長くも短くもならない
飼い主にとってはもっとやってあげれば、違う治療をしていたら
と自分を責めることしかできませんが
たとえ病気の早期発見などができたとしても
結果的に亡くなる日は、この日だったのです。
若くして亡くなっても看取れなくても
若くに亡くなった子や、看取れなかった場合は
どちらも罪悪感が強いと思います。
私の友人の愛犬は、外出時にご近所さんに預かっていただいていて
その預かり先で亡くなってしまったのです。
まだ8歳という若さで、元気な子でした。
友人はとてもショックを受け、しばらく泣いてばかりいましたが
ある時「これはあの子が決めてきたことなんだなぁ」と思うことができたそうです。
私にしてもそうです。
看取っていないので。。。
でも、看取れなくても
ペット達はつねに感謝をして、あの世に行くのだそうです・・・。
けなげで、それがまた泣けるんですけどね^^;
長生きした時間よりも濃さが大切
ペットの一生は
美味しいスープを、薄めて飲むのか
濃い味のまま楽しむのか
目の前のお水を、一気に飲み干すのか
ゆっくり飲むのか
どちらも同じように、一杯を楽しむことに変わりはなく
幸せの総量はまったく同じ。
私たち飼い主は
長く生きてくれたかどうか数字に気をとられてしまいがちですが
それはただの「比較」
生きる年数がその子の人生の良し悪しとはまったく関係ないこと。
まったく意味のないことなのだそうです。
つい長生きしたら良いと思ってしまうんですけどね^^;
人間も同じですよね。
長生きが必ずしも幸せとは限らなくて
自分が生きたいように生きれるのが幸せだと感じます。
最後に
この本を読んで、私の罪悪感がすこし薄らぎました。
愛犬をもっと長生きさせたかった、もっとこうしていれば・・・
というのは私のエゴだったのかもしれません。
人間も、同じように
あらかじめ人生の課題と寿命を決めてきていると言いますものね。
ペットに対しては、すべて自分が決め選択をしているつもりでいましたが
決してそうでは無く、ペットたちが選んできたことがしっかりとあると知って
ちょっと嬉しくなりました。
そう考えたら、自分はなんでも出来るつもりでいてちょっと傲慢だったような気もしてきました^^: