経験してわかるペットロスの辛さ。
ペットロスは人によっては長期化したりするケースもあると言われています。
どのように乗り越えて克服したら良いのか?
医師も進める方法や、私もペットロス克服中ですが、効果を感じたことなどについてお話したいと思います。
「ペットロス 立ち直り期間が長期間になるケース」
さて、ペットロスの期間というのはどれくらいなのでしょうか?
多くの人はペットを亡くしてからすぐに現れ、少しずつ時間が解決していくのが一般的です。
ペットロスは
拒否 → 怒り → 交渉 → 悲しみ抑うつ → 受容回復
といった段階を踏んで、回復をしていくとされていますが
順番通りに行くことケースだけじゃなく、行ったり来たりすることも多いようです。
さらに、長期間続いてしまうケースもあると言われています。
なぜ長期間に及んでしまうのかというと・・・
ペットがいなくなったことで
- 寂しさからお酒の量が増えてしまった
- 散歩をしなくなって不健康になった
- 家族内で口論やケンカが増えた
などのことから
長い期間をかけて健康やメンタルに悪影響を及ぼすことになるためです。
中には10年、20年後になってからペットロスを発症するケースもあるそうです。
「ペットロス症候群克服法心療内科の医師もすすめる方法」
ペットロスは最近、ペットロス症候群と言われることも多くなりました。
その克服法ですが、
心療内科の医師もオススメする方法は
「たっぷりと泣く」
「家族、友人、専門家に話を聞いてもらう」
この2つです。
悲しみや怒りを自分の中に溜めて我慢をすると、後々ペットロスの症状は長引いてしまいます。
それはそうですよね。
本当は辛い感情があるのに、押し込めてしまっているのですから・・・。
家族や友人に気持ちを話しにくいときは、専門家に聞いてもらいましょう。
ペットロス専門のカウンセラーさんや
ペットロスに力を入れている心療内科
ペットロスカフェというのもありました!
ここでは店主が、傾聴というスタイルでペットへの想いや現在の辛さや悲しみをじっくりと聞いてくれるそうです。
あなたが悲しんでいるとワンちゃんは成仏できない
という言葉はよく聞きますが、それは大きな間違いで、ペットロスで悲しんでいる人にも言ってはダメな言葉とされています。
でも、けっこうこれ言っちゃうひと多いんですよね^^;
むしろ、押さえ込んだことでずっとペットロスを引きずってしまうことの方が
ペット達にとっては幸せじゃないはずです。
ペットロス症候群克服法供養をしっかりとする
「ペットの供養をする」
お葬式をあげたり、仏壇や祭壇を作って写真を飾ったりお墓参りなどをすることで
気持ちに整理と区切りが付くと、多くの飼い主さんが体験しています。
家族だけで、供養するのが一般的ですが
中にはペット友達を呼んでの葬儀や、ペットの喪中ハガキを出す人も居ます。
愛するペットが亡くなったばかりで、新年の挨拶などする気がおきない場合
可愛がってくれた友人や知人に、愛犬が亡くなったことを伝えたいときに利用するのも良いと思いました。
ペット喪中ハガキと検索すると
文面などの参考例が見れました。
ただ、ペットへの想いというのは他人にはなかなか理解されない部分でもあるので
本当に親しい人にした方が良さそうかなと感じます。
ご近所でよくお散歩のとき会っていたおじさんは、
現在飼っているワンちゃんの先代犬がうちと同じ柴犬
ある日は
「昨日が7回忌でね、お寺さんに行ってきたんですよ」と言っていました。
大切に飼ってきたワンちゃんのお葬式はもちろん、3回忌、7回忌をやってきているそうです。
「ペットロス症候群克服法次の子を迎えるタイミング」
ペットロスを克服した人の体験記でよく見るのは
「次の子を迎えた」
というものです。
それまでペットと過ごした日々がかけがえなく素晴らしい日々だったため
もう一度そんな日々を送りたいと思うのは自然なことだと思います。
ただ、ここで注意したいのは
新しい子を迎えても、最初の子を亡くした悲しさは消えないと言われています。
新しい子は新しい子
亡くなった子は亡くなった子と、それぞれ違うと踏まえることが大切だそうです。
でも、実際に飼ってしまったらきっとそんな心配は無用ですよね^^
しかし、どのくらいの期間を置いて次の子を迎える人が多いのでしょうか?
どうも、1年後くらいに次の子を迎える人が多いようです。
ペットの居ない日々に少しずつ慣れていったつもりでも、やはり1年を経過してみると
ペットの居た楽しい日々をまた送りたい。
そう思うのに1年はちょうど良いのかもしれないですね。
私の友人は、愛犬を亡くしてからそれまで行けなかった海外旅行や国内旅行あちこちに行ったけど
1年経ったところで、飽きてしまったと言います。
「やっぱり大変だったり不自由でも、犬と一緒の生活は楽しいんだよね」と。
今は保護犬のHPや譲渡会に足を運んで、運命の出会いを待っているそうです。
次の子を迎える人に多い傾向として獣医さんが教えてくれたのですが
犬を飼って居た人が、次の子は猫にするケースがとても増えている
最近のワンちゃんは長生きです。
次の子を飼いたいけど、自分も年齢を重ねて散歩や世話あ大変になる。
そこで犬から猫にシフトする
これがとても多いのだそうです。
年齢やライフスタイルの変化に伴って、自分に合うペットが変わってくることは必然なのかもしれないですね。
「ペットロス3ヶ月経過した私の現在」
私のペットロスは少し特殊で、死別ではありません。
認知症を発症し夜泣きがひどくなった愛犬は、現在老犬ホームで過ごしております。
つまり今でも会うことはできるし、本犬も元気です。
そのため「ペットロスになるだろう」とは思いもしなかったのです。
ところが預けたその日からペットロスへ・・・
私の場合は、最初の1ヶ月がめちゃくちゃしんどくて
毎日愛犬の不在の寂しさと、申し訳なさ、罪悪感が押し寄せてきました。
次の1ヶ月では、少しずつ気持ちが前向きになってきました。
そうして3ヶ月目に入る現在
なんと、2ヶ月目より愛犬のことで泣くことが増えています( ̄◇ ̄;)
どうして?!
こないだより、悲しんでばかりいるよ?!
と思ったのですが、実はこれはよくあることなのだそうです^^;
私も行きつ戻りつを繰り返しているようです^^;
「私が効果を感じたペットロス解消法」
私の場合は少し特殊な例で、多くの方のように死別ではありません。
認知症を発症し夜泣きがひどくなった愛犬は、現在老犬ホームで過ごしております。
亡くなったわけじゃないのに、最初のころは泣いてばかりいました
(愛犬が不在の悲しさとそれ以上にある悔しさと罪悪感から)
そんな日々の中で夫が「旅行に行かない?」と企画をしてくれました。
正直「え、なんかチビに悪くない?」とまず思いました。
私は愛犬を預けてしまったのだから、自分は楽しんではいけないとさえ思っていたのです・・・。
そうすることで最後まで介護できなかった、自分の贖罪になるかという気持ちがあったというのは正直な気持ち。
また「愛犬が居ないのに夫と2人で旅行してもなぁ〜」とも思いました
ひどい(笑)
ずっと15年間、旅行に行くとしたら必ず愛犬が一緒でしたから。
しかし結局夫の熱意に負けて(?)、一泊旅行へ行きました。
15年ぶりに、ペット臭のしないホテルに泊まりました。
美味しい晩御飯を食べて
ゆっくり温泉に浸かる。
これが自分でも思いの外、ストレス解消になったのです。
近くにある有名な神社にも参拝しました。
神社巡りは以前からわりと好きで、愛犬を連れて行くことも多かったのですが
やはり豊かなと、パワースポットの相乗効果でしょうか、神社に行くたびに心が少しずつ楽になるように感じるのです。
旅行で非日常を味わうこと、温泉に浸かって心身ともにリラックスすること、そして神社でパワーを浴びること(笑)
これがペットロスの克服になりそうです。
さらに癒しといえば、知人が描いてくれた愛犬の絵が
とても癒し効果が高かったのです。
愛犬がいなくなった家に帰ってくると、今までと違ってなんともいえない
味気ない空間になっていました。
でも、大きなチビの絵が、今にも走り出しそうなポーズ描かれた絵があることで
語りかけたりすることができるようになり
寂しさがかなり払拭されたのです。
絵がもたらす効果には正直とても驚いています。
あまりに気に入ってしまって、次は愛犬のぬいぐるみを探しています。
なかなか本体に似た子がみつからないので、そっくりなぬいぐるみを作ってもらいたいなぁとも思っています。
さいごに
ペットロス・・・
実際に経験してみるまでは、その辛さがわからないものですが
それだけ、ペットを愛していたことだとポジティブに受け止めることを勧めている方もいました。
私も行きつ戻りつしながらも、きっと前進しているんだと思いながら日々を送っています。
あなたの辛さが少しでも解消されますように・・・。