愛犬の老いはいつどんな感じで訪れるのか
老いていくことなど想像もできないほど毎日元気に過ごしていた我が家の愛犬ですが
ある日、これは認知症の始まりかも・・・と気づくきっかけになる出来事が起こりました。
それまで普通にできていたことができなくなった、我が家のケースをお話したいと思います。
愛犬とは毎日一緒のベッドで睡眠♪
我が家の愛犬チビ、柴犬 オス 去勢済み
家族は、かーさん(私)とーさん、そしてチビ
チビは溺愛された一人っ子です
当然のごとく毎晩一緒のベッドに寝ています
大抵は超早寝早起きのかーさん(私)がベッドに入るのが夜の7時半頃(早っ!!)
ベッドに入ってゆっくり本を読むか、タブレットで海外ドラマを楽しむのですが
5分もしないうつにチビがしずしずと階段から上がってきます(笑)
そうして私の足の間に入って寝たがるのです
安心したように、私の足元でグースカと朝まで眠りについてくれます
チビは私の足元で眠るため、ときどき私の足が熟睡しているチビにぶつかることがありますが
そうすると「ワワンっ!!」と猛烈に怒るので私はいつもチビ様に遠慮して、身体をくの字に曲げて眠っていたのです
変な体勢はキッツイけど、至福の時間です^^
14歳になりベッドから転落を繰り返す
ところが、13歳を過ぎたころベッドから落っこちました。
13歳のころはまだ時々という感じでしたが
え?! なんでだろ
最初は夫も私も「チビ寝ぼけてるんだねぇ」なんて笑っていたのです
でもベッドから落ちる回数が増えてくるにつれ、次第にそうじゃないのでは?と思い始めました
「もしかして認知症?」
いちおう犬のボケや認知症って言葉では知っていました
だけどウチのチビに限ってそんなことは起きないだろうと、飼い主なら誰でも思うことを私たちも信じていたのです。
犬って寝る前や寝てから、スクッと起き上がってクルクルとその場で2〜3回回ったりしますよね?
注意深く見ているとチビは、そのクルクルの範囲が急に広くなってしまったような感じでした
そうしてそのまま落っこちてしまうようです。
14歳になるとチビがしょっちゅうベッドから落っこちるようになり
これは、もうベッドは危険です。
犬も飼い主もベッド生活をやめる
こんなにベッドから落ちるのは危ないよね
ベッドサイドにガードを付けることも考えたけど、足元から落ちても怖いので
チビのベッドをリビングに置いて、私はリビングのソファで眠ることにしました
チビは誰かと一緒に眠るのが大好きなので、これが一番の解決策です。
我が家のベッドは高さがあり、とっくにチビは上がれなくなっていて犬用の階段を付けていましたがその階段を外して上げれないようにしてみました。
チビの寝姿を見ながら、ソファで眠るのはなかなか良いものです♪
さらに良かったのは、夫のいびきが聞こえて来ないこと!!
クイーンサイズのベッドだけど(チビと一緒に寝ることを考えて広いベッドに買い換えた)
夫のいびきはひどくて、チビに気を使い夫のいびきに腹を立たせながら毎晩眠っていた私
いびきが聞こえず、足を伸ばして眠れるのは嬉しい!
しかし・・・、毎日ソファで眠っていると腰がいたい・・・
でも、チビのためならえんやこら
ソファにピッタリ合うサイズのお昼寝用のお布団を敷いてみたり
腰痛に良いとされる、スクワットをやってみたり
試行錯誤を続けました
お昼寝用布団はあると無いでは大違い
昔ながらの綿の布団は、アラフィフにとって身体に馴染むのか懐かしい寝心地です
スクワットは、腰痛が起きてしまったときでも、これをやると腰痛がやわらぎます
そんな日々が3ヶ月は続いたのですが、ついに私の腰が悲鳴をあげました。
「腰が痛い・・・」
痛くて重いものを持てなくなり、チビのお散歩で歩くのやっと・・・
夫が「今日から俺がチビと一緒にねる」と言ってくれました
こうして夫とバトンタッチ
私は悠々とベッドに寝ることになりました
夫はソファに身体が収まりきらないためリビングの床に布団を敷いて寝ることになりました
人と一緒に眠るのが大好きなチビは喜んで、夫と一緒に布団で眠るようになりました
それ以来、自分のベッドで眠ることはほとんど無くなりました・・・
老犬はそれまで研ぎ澄まされていた方向感覚が鈍るようです
ベッドから落ち始めたのがひとつのきっかけになり、ここから様々な変化が始まり、人間は犬の生活にどんどん合わせていくことが必要になっていくのです。
犬が高齢になったときのベッドの注意点!
高齢になると階段の上り降りが難しくなり、方向感覚に鈍ってしまいます
もし犬の寝床が2階なら、1階に下ろしてあげましょう
飼い主とずっと一緒に寝ていた子なら、飼い主も一緒に1階にお引越しです
飼い主と一緒にいることで老犬の不安感が和らぎ
老犬が夜中に徘徊をしたりするなど異常行動に気づきやすくなるというメリットもあります。