実は子供の頃から犬が怖い大の苦手でした。
なのに柴犬を飼うという暴挙に出てしまい
最初は泣いてばかりの日々でした・・・。
しかしある日を境に犬が平気になり、そこから15年が経ちました。
犬が怖い苦手な理由
私が子供の頃は、犬は外で飼うのが当たり前
番犬のように飼われているので
吠えるんですよねー。
子供のとっては犬の吠え声は恐怖。
とにかく怖い
またノーリードの犬やノラちゃんも多く
運動神経の鈍い私は、犬にしょっちゅう追っかけられては泣いてました(笑)
ある日近所の公園に行ったら
ノーリードのダルメシアンが数匹いて
これが一斉に私に向かって走ってきたときの怖さと言ったら
もぅ・・・。
今なら笑い話ですが、当時は本当に怖かったです。
大人になっても犬が怖い
良い大人になってからも、犬が怖かったのです^^;
お散歩中の犬がこちらに向かってきたら、
必ず反対側の道に避けるほど(笑)
もちろん一度も犬を撫でたこともありません。
しかし、25歳くらいの頃、友人が突然子犬を飼いだして
その子犬のことは触ることができたのです。
犬種は、ヨークシャテリア
ふわふわと小さくて頼りない存在がもう可愛くてかわいくて
暇さえあれば友人宅に通ってました^^
でも、1人暮らしで犬を飼うのはやはり大変だったようで
実家に帰省する際に連れて帰り、そのまま友人の実家の子になったのです。
この頃他にも犬を飼っている友人が数人居て
ヨーキー以外にもシェルティーやシーズーを触ったりすることができるようになりました。
だけど、ちょっとでも大きい子とかはもう怖い^^;
夫の実家のタロウちゃんも触ることができませんでした。
犬が怖いくせに犬を飼った!
30半ばを過ぎた頃の、自分の毎日がなんだか虚しくなってきて
自分以外のものに手をかける生活をしてみたい
ふとそう思いました。
「飼うなら日本犬だよね〜」
大の日本犬好きの夫も大賛成
ふわふわ浮ついた生活を、犬の世話をすることで立て直すことができるのでは?
そう思ったのです。
しかし、当時の私は無知でした(笑)
犬を飼ったことはおろか、触ることも出来ない
そんな人間が飼うのに、日本犬はハードルが高い犬種だとはまったく知らず
最初は甲斐犬を飼いたいね
なんて、甲斐犬の保存協会さんにコンタクトをとったりしていたのですから^^;
結局甲斐犬は、思っていたより体が大きいと分かり
マンション暮らしの我が家には向いていないと学習して
柴犬に変更
当時は、豆柴という小さい柴が話題になり出したころで
すぐに飛びつきました。
そうして我が家に柴犬がやってきたのですが
触るのが怖い^^;
歯がチキチキと尖っていて、これが痛いんですよね。
というわけで、しばらくの間はワンコを触る時には軍手をはめてました(笑)
犬が怖いを払拭できたきっかけ
そんな私、毎日手袋をはめて触り
やっと慣れてきたとは言ってもワンコと一緒に寝ることができません^^;
夜泣きをするワンコをどうにかしなくてはと思い
あれこれ調べて、一緒の部屋で寝てあげる
というのが提案されていました。
でも私にとっては
「一緒に寝る」なんていうのは無理なのです(笑)
怖いというのもあれば、ぶつかって怪我でもさせたらどーするの?
とか、心配だらけです^^;
夫はあっさりと
「俺がチビちゃんと一緒に寝る」
と毎日リビング横の和室に布団を敷いて2人で寝ていました。
私は寝室のドアをピッタリと閉めて寝ます。
驚くことに、夫と寝るようになったその日からチビちゃんの夜泣きは全く無くなりました。
でも、一緒に寝るのはハードル高し!(笑)
そんなある日、愛犬を飼い始めて4ヶ月ほどの頃です
義弟がキャンプに誘ってくれました。
テントなどは持っていないので我が家は
コテージを借りました。
狭いコテージは1部屋しかありません。
逃げようが無い(笑)
怖くて仕方ないけど、愛犬と同じ部屋です。
あまりよく眠れなかったのを覚えています。
しかし、これを機に犬に対するハードルが低くなったのを感じました^^
ついに愛犬と一緒に眠ることができるように!
キャンプから帰ってくると
以前より愛犬との距離が近づいたのを感じました^^
それまではどこかよそよそしかったんですね^^;
それが同じ部屋で寝たことで一気に距離が近づいた
人間も「同じ釜の飯を食う」
という言葉がありますが
犬とペットは「同じ部屋で寝る」これが私の場合は距離をうんと近づけてくれて
犬に対する怖さはいつの間にか消えていました。
いつからだったかは覚えていないのですが
愛犬、そして夫も寝室で一緒に寝るようになりました。
当時我が家のベッドは、広いベッドが好きな私が独身の頃から使っていた
ダブルベッド
ここに2人と1匹は、狭い(笑)
狭いけど、犬のぬくもりを感じながら眠る時間は
これまで感じたことのない、幸福感と癒しに満ちた時間でした。
犬は噛むんじゃないの???
と怯えて育ってきましたが
暖かさとふわふわ感と、幸せを併せ持った愛おしい生き物だと知りました。