老犬認知症は何歳からどんな症状が起きるのか!我が家の場合

犬は老犬になると認知症になる子が増えています。
我が家の愛犬も認知症です。
認知症になったのはいつからで実際にはどんな症状が起こったのかを振り返ってみました。

※ とーさんにナデナデされながらベッドで寝るのが大好き

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犬認知症はいつから?我が家は13歳から始まった

我が家の場合は、13歳くらいから兆候が少し見えてきました。

始まりは、ベッドから夜中に落ちてしまうようになったこと

我が家では私と夫と愛犬で、ベッドで寝ていたのですが
それまで一度もベッドから落ちたことなんて無かったのにある日ベッドからドタンと落ちました。

たまたま?と思ったのが繰り返されるようになり、私と愛犬は別室で眠ることにしたのですが

これは立派な認知症の症状から来ているようです。

犬認知症は車が苦手になる

また、13歳になったころから車がとても苦手になりました。

それまでは、ものすごく好きと言うわけでは無かったけど

車のドアを開けると自らポンと飛び乗っていたんです。

ところが13歳くらいからは
ドアを開けても後ずさり・・・

抱き上げて車に乗せて走り出すと、ずっと絶叫し続けます。

車が止まると静かになるんですけどね。

走っている間はズーーーッと、吠えっぱなし。

うちだけかなぁ、と思ったら

老犬になって車が苦手になるワンちゃんは多いようです。

先日、「くぅちゃんとしのちゃん」の本を読んでいたら
認知症になったしのちゃんも、やはり車が苦手になっていたそうです。

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※ うちの愛犬と重なるところも多く読みながら号泣しました^^;

愛犬を連れてあちこち出かけるのは私たちの最大の楽しみ、レジャーでした。

年に数回はどこかに泊まりに行き、月に数回は愛犬と自然の多い場所にでかける

その楽しみはどんどん減らすのが必然になりました。

お出かけはあちこち堪能したから良いといえば良いのですが、大変だったのは獣医さんのところへ連れていくとき。

車に乗せた瞬間もう大絶叫です(笑)

12歳までは全くこれらの症状は無かったので、うちのワンコの認知症スタートは13歳だと思います。

犬認知症怒りっぽくなったのも13歳から

ベッドからの転落のあと、愛犬に起きた変化は
「怒りっぽくなった」こと

これも13歳からです

怒りっぽくなったというか、「以前より気難しくなった」という方が的確かもしれません。

一番の変化は、留守番をさせられるのが大嫌いになったこと。

犬認知症お留守番ができなくなる

近所に買い物へ行くとか、短時間の外出は問題なかったのですが
長時間(3時間超え)になると、帰宅したときに

私に向かって激しく吠えるように!!

「ワンワンッ!!」(おせーよ、何やってんだよ!!)

と言う感じで、吠えまくるのです^^;

外出から慌てて帰り、ドアをソロッと開けると
ワンワンっ!!

怒ってるよ〜^^;

認知症になると不安感が強くなる子が多いと言われています。

愛犬も、飼い主の居ない家にいることは不安感が強かったのかもしれません。

お留守番が苦手になった愛犬に寄り添ってやろうと、
習い事やセミナー等に行くのを控えるのはもちろん、
仕事の打ち合わせ等もスカイプやズームといったオンラインで済ませられる時はそちらにお願いして

あまり外出しないようにしてきました。

犬認知症コマンドをわすれる出来なくなる

お手、おすわり、マテ、ふせ、ハウス

全て得意だった愛犬

これらのコマンドが全てきかなくなったのは、13歳の終わりころです。

耳は少し遠くなっていたので、聞こえないのかな?

と思って大声で「オスワリ」なんて声をかけても

??? といった感じの表情

おやつの前はお手をしてから、というのが私たちと愛犬のルールだったのに

お手が出来なくなったのはショックでした。

お手ができない? なんで??

最初はどっか痛いのかと思ったほどです。

それまでできていたことができなくなるのが認知症

そう知って、ホッとしつつも複雑な気分でした^^;

犬認知症夜泣きは14歳半ばから

いよいよ認知症の大本命が始まります

それは夜泣き!!

夜泣きは14歳になった夏からです。

認知症の中でも一番大変といわれる夜泣き

これさえ起こらなければ大丈夫だ思っていたけど、やっぱり始まってしまうんですよね。

夜泣きとほぼ同時進行で、徘徊も始まりました。

徘徊はそれほどひどく無かったんですけどね。

いや、夜泣きが大変すぎてひどく無いと感じただけかもしれません(笑)

それくらい夜泣きが大変で。

犬認知症右旋回して歩くようになったのも14歳から

犬もシニアになると腰が曲がり、柴犬自慢の尻尾もタランと下がったままになりました。

だけどお散歩は大好き。

お散歩ではちゃんとズンズン歩いてくれます。

ただ、14歳半くらいから右旋回するようになりました。

旋回も認知症に多い症状で、ほおっておくと右にばかり曲がりくるくるしてしまいます。

家の中での旋回は無かったけど、散歩に出るとひたすら右に曲がります。

そのため、リードを短く力を込めて持ちます。

グッと引き上げ気味にしてハーネスの背中をささえる感じにするとなんとか前進できます。

たまに車のこない道で歩きたいようにさせると、ずっと右旋回をしていました。

犬認知症トイレの失敗は15歳から

頑固な柴犬気質の愛犬は

おトイレは絶対に外! でした。

トイレに行きたくなったら、深夜でも早朝でも私たちを起こし
絶対に室内ではしないのです。

そんなワンコが、あっさりとお漏らしするようになったのは15歳になってからでした。

お漏らしと言っても、大の方だけ

おしっこは漏らさないのです。

認知症というよりもしかしたらお腹がゆるくなっていただけかもしれませんね

家に帰ってきたら、お腹を壊していたらしく家の中、あちこちに下痢ピーがされていて
カーテンなどにも飛び散って居たこともありました〜。

こういうときって、疲れとかどっか行きますね。

いつもは外出から帰ると、ダラ〜ッとしばし脱力する私が、

何かに取り憑かれたように、黙々と片付けをしました。

やればできるじゃん

なんて自分を褒めたくなりました(笑)

犬認知症飼い主忘れた?いろんなことへの興味が薄れる

愛犬が認知症になったことでとても寂しかったのが

私たちのことを忘れているんじゃないか?

と感じることです

認知症初期のころは帰宅が遅くなるとイライラと怒っていたワンコが

次第に外出から帰ってきた私や夫に対して全く不反応になりました( ; ; )

怒りもしないけど喜ぶことも無く、表情が全くと言って無いのです。

食欲はあるけど、以前より嗅覚が落ちたせいか

台所に私が立っていても近寄ってきません。

美味しい食べ物は鼻先まで持っていってあげないと反応しなくなりました。

人間の介護で、家族のことを分からなくなるという話はよく聞きますが

愛犬にも同じことが起きているようです。。。

実際に体験すると、これはとても寂しいものです^^;

認知症になっても可愛さは変わらない

犬の認知症は、いつの間にか発症してあっと言う間にどんどん進行して行く感じがありました。

昔は普通にできていたことができなくなり、性格すらも変わってしまう。

私たちのことを忘れてしまう。。。

これが悲しいけど現実です。

でも、可愛さは変わらないんですよね。

うちは夜泣きが正直とても大変だったし、めちゃくちゃイライラしたこともあったけど

やっぱり可愛いことには変わりない。

そのことにホッとさせられた日々でした。

15歳8ヶ月を超えた現在は、さらに認知症も進行していますが

意思の疎通のできないところは、子犬のころの愛犬のようです^^

私はズボラなものでたまにしかやっていなかったのですが

行動記録とかもっとちゃんと付けていたら、それまでとの違いなどに

もっと気づけたんだろうなぁと反省しています。

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