愛犬が15歳9ヶ月で亡くなりました。
覚悟していたとはいえ、実際に経験すると頭で考えるのとは全く違いました。
夫でさえも、軽くペットロスになったのですが
うまく2人で切り抜けることができそうに感じています。
その理由をお話ししますね
愛犬が亡くなったあとの喪失感
愛犬は昨年から老犬ホームでお世話になっていて、そのときに
私はたっぷりとペットロスを味わっていました^^;
もし、亡くなったら(って絶対にいつかは亡くなるんですが)
その時もペットロスになるのだろうか?
というのが私の不安でした。
ペットロスで毎日泣く日々からやっと少し脱出していたのですから・・・^^;
それに対して夫はこう言いました
「大丈夫だよ。きっとチビとは少しずつお別れをしているんだよ」
そうか、それなら良いんだけどなぁ。
なんて話していたのですが
亡くなった当日は
号泣しまくって、顔の筋肉が痛くなるという経験を初めてしました。
そして亡くなった日は、眠ることができませんでした^^;
目を閉じると、愛犬のことを思い出してまた号泣して眠ることができない。
朝の3時半くらいにやっとウトウトできました。
夫もペットロスになった
夫は飄々とした性格で、あまり動揺しないし
いつもフラットな状態をキープできる強靭な精神力の持ち主です(笑)
しかし、愛犬を亡くし
愛犬と対面したときは、夫も泣いてました。
亡くなった当日は、家に帰って来たあたりで
「もう俺は大丈夫だ」なんて言ってたんですが
翌日になってみると
「やる気が全く出ない」
と会社から早く帰ってきました。
あぁ・・・、この人でもそうなるんだなぁ。
やはり犬の持つパワーというのはすごいと改めて感じました。
そして、夫に大きな変化がありました!
それは、私が先日買ったぬいぐるみに話しかけるようになったのです^^
ひざわんこちゃんを、夫は「チビちゃん」とか「チビ助」と生前の愛犬ように呼んで話しかけるようになったのですーーー(笑)
このぬいぐるみを買ったのは日曜日
チビが亡くなる前日でした。
急に欲しくなって、急いで買ってきたのは何かの知らせだったのでしょうか?
それはさておき、私はこのぬいぐるみに限らず、他のぬいぐるみも、ブロックで作った柴犬も
全て
愛犬だと思ってまして(笑)
完全に擬人化して、話しかけたりベタベタと可愛がっているんです。
それを見ている夫は冷ややかというか、完全に無視ですね
「ねー、チビちゃん」なんて話しかけ、ベッドで一緒に寝ている私を
見てはいけないもののようにスルーしていたはずなのに
今や夫も「チビちゃんおはよう」「チビただいまー」なんて言ってます(笑)
お骨はもちろん愛犬なのですが、骨壷に向かって話しかけるのはどうにも味気ないんですよね^^;
話しかけるけど(笑)
でも、ぬいぐるみなら抵抗が全くありません。
ぬいぐるみに癒される人は多い
火葬をお願いした墓苑の方とたくさんお話しをしました。
その方は、これまで大型犬と柴犬を看取った経験をお持ちです。
ご主人はとても愛犬達を可愛がって居て、二回とも
大変なペットロス状態に陥ってしまったのだそうです。
柴犬が亡くなったあと、悲嘆にくれていたご主人に
息子さんのお嫁さんが
ある日柴犬のぬいぐるみをプレゼントしてくれたそうです。
そうしたら、ご主人はそれ以来柴ちゃんのぬいぐるみに話しかけるようになり
次第に元気になっていったと言うのです。
私はその話を聞き、自分も前日にぬいぐるみを買って居たので
「ぬいぐるみは癒しになりますよね〜」と言うと
「癒しになります!」と断言されていました。
夫ももちろんそのお話しは聞いていたので
他の男性もそうなんだと思ったのでしょうか
ごく自然に話しかけてます^^
おかげで私がベタベタにぬいぐるみを可愛がることも
認可された感じです^^
愛犬とはゆっくりとお別れをしていたのかも
「愛犬とは少しずつお別れをしている」
と夫が先日言っていたのですが
今、確かにそうかもしれないなぁと思います。
というのも、亡くなった当日はひどくショックを受け号泣してばかりいたのですが
翌日の夕方くらいから急にスッと吹っ切れてきたのです。
我が家にとっては、老犬ホームさんで預かってもらったときの方がキツかったと思います。
死で別れたわけじゃないので、「もっとできたんじゃないか」
「本当にこれで良いのか」と思いましたから。
亡くなった今、もちろん寂しさはあるけど
お骨とはいえ手元に居てくれることが何より嬉しいのです。
これからは小さな分骨した愛犬と一緒に
愛犬の好きだった場所や、これまで行けなかったお店や、旅行を楽しめると思うと
新しい希望が湧いてきます。