私が見た多頭飼育崩壊2件!心の闇がペットに走ってしまうことの怖さ

近年ペットの多頭飼育崩壊が話題になることが多いですが
私もひどい多頭飼育崩壊を一件、もう一件はどんどんペットを飼い続ける身内の様子を見たことがあります。
今日はそのお話しを・・・

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猫の多頭飼育で夜逃げした部屋を見た

今から25年、いやもうちょっと前のことです。

当時私は札幌に住んでいて、男友達の部屋によく遊びに行ってました。

ある日「隣の部屋のババァが夜逃げしやがってよー」

「すげぇ部屋がきったねぇーの」

と言います。

友人は不動産屋に勤めていて(当時はやたらと不動産屋が多かった^^)
隣室のカギを持ってるというのです。

「え、見たいみたい!」と好奇心丸出しでのぞいた隣室は・・・

それは、ものすごい汚部屋、ゴミ屋敷でした!!

新築で2年も経っていない賃貸マンションだったのに、ドアを開けると
強烈な異臭

床はゴミだらけ
いやよく見ると、動物の糞やらなにやらいろんなものが10センチくらいの地層になっていたのです。

その地層化した糞の上には、ゴミが大量に散らばっていて
コンビニのお弁当の空箱がたくさん。

日付をみたら、ほんの数日前なんですよ!

ここで普通に食事をして、生活をしていた。 それがまたびっくり

隣室の住人は猫を多頭飼いしていて、友人によると軽く10匹は居たっていうんです。

家賃滞納でなんど連絡してものらりくらりと逃げていて
そのうちに夜逃げをしたのですが、猫たちは連れていったようです。

でも、あの環境で飼われていた猫たちは、この先どうなったのか・・・。

きっと同じようなことを繰り返しているのだと思います。

その部屋は結局、業者さんが来て掃除をしたのですが
専門業者の男性が3人
床の地層と化した糞は、スコップで掻き出したそうです。

室内の流しの設備や、ユニットバスなどは全て廃棄して
総入れ替え

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数百万円かかり

夜逃げした住人の保証人に請求がいったけど、自己破産をしてしまったそうです。

多頭飼育現場をテレビで取り上げていることがありますが
それを見るたび、実際にみたあのすごい部屋のことを思い出します。

ペットを次から次へ飼う義姉

多頭飼育放棄とはまたちょっと違うのですが
つぎから次へとペットを買い続ける身内がおりました。

それは元義姉

兄の奥さんだった人です

もともと動物が好きだったそうなのですが
ある日、犬を飼い始めました

当時私は元義姉と仲が良かったので電話でしょっちゅう長話をしていました。

元義姉が犬を飼い始めたと聞いても、それほど何か思うこともなく淡々と私は聞いていました。

最初に飼った子はどんな子だったのか・・・今全く思い出せません。

というのも、その後どんどん続けて元義姉はペットを飼い続けたからです。

最初は犬でした、確かピーク時は3頭くらいは飼っていたのですが
どの子も長く居ないのです。

つまり、なんらかの言い訳が元義姉にはあって、購入したペットショップで引き取ってもらって
また違う子を飼っていたのです!

当時私は、ペットにほとんど興味がなかったけど
「それってなんかおかしくない??」

といつも思っていました。

でも、私は一度もペットを飼ったことが無いため確証はありません。

もしかしたらそんな世界なのかな?
と思ったけど、とてもいびつな飼い方のように感じました。

なんとなく覚えているワンコだけで、延べ10犬種はいました。

でも、同じ犬種を飼うことは絶対になかったのです。

いずれも当時人気のある子ばかり。。。

しかし、これは序章でした

その後元義姉は、猫を飼い始めました

その数一度に3匹

その猫ちゃん達は、いずれもなんらかのチャンピオンキャットなどの血筋を引く猫達

とても綺麗な猫たちでした。

ラグドールにスコティッシュ、あと毛の無いエジプトの猫

しかしどの子も、ペットショップと同じようなケージに入りっぱなしで飼われていたのです。

元義姉の家(つまり兄の家)は、マンションの一室
その一室の、ケージに各々入れられたままの猫達

この子達幸せなの???

何かとても見てはいけないものを見てしまった嫌な気分になりました。

そうしてさらに・・・
元義姉は、今度は鳥に夢中になりました。

最初はおかめインコから始まり、猛禽類
最後ははやぶさだったか、タカだったか、どちらかまで飼い

もちろん世話ができずに皆早くに亡くなりました。

ワンコも猫もいなくなり、唯一1匹のワンコだけ連れ
兄と元義姉は離婚し、私はとてもホッとしたのを覚えています。

その後元義姉は、あるペットを沢山飼っている女性ということで
テレビや雑誌で数回取り上げられていました。

しかし、そんなのは一瞬のことです。

ペットに依存する飼い主

最初の猫の多頭飼育崩壊をしていたひとのことはわかりませんが

元兄嫁は、明らかにペットに依存していました。

元兄嫁と私がとても気が合っていたのは、私のことをとても理解してくれるひとだったからで、

元兄嫁は自らも言っていましたが「アダルトチルドンレン」で、いまで言う毒親育ちでした。

なので、同じ毒親育ちの私のことをとても不憫に思ってくれたのです。

ある時から元兄嫁の奇行的なものが激しくなり、私やうちの母のところにも意味不明電話が毎日のようにかかってくるようになりました。

もともと動物が嫌いで、嫁が異常なまでにペットを飼うことに文句を言いたかった母が

「○ちゃん、なんでそんなにペットを飼うの?可哀想じゃ無いの」と言った時

元兄嫁はこう言いました

「ペットは裏切らないですから」

・・・・、でもあなたはペットを裏切っているよね。

どの子も1歳まで家に居ることは無く、ペットショップに引き取られる。

本当にそんなペットショップはあるのでしょうか???

という問題はさておき

のちに私も、自分自身がペットに依存していたことを知ります。

ペットは寂しさや自分の欠点を補うためのものじゃない

自らの問題点(毒母問題や自己肯定感の低さ)、そのことを今年はしっかりと解消して行こうと思っております。

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