これから高齢になることを見越してペットはもう飼えない
そう思う人が多いと思いますが
高齢者こそペットをかうべきと薦める獣医師もいます。
高齢者が無理なくペットを飼う方法と注意したいことについてです
愛犬のお花^^ プリザーブドフラワーと大好物のアイスクリーム(フェイク)セットです。
高齢者は成犬成猫がおすすめ
子犬、子猫から飼い始めると
性格や体格がはっきり分からなくて
大人になったときに
思っていたよりずっとやんちゃで手に負えない!
大きくなり過ぎて世話が出来ない!
と手放してしまう人も多いと言われています。
成犬成猫は、体も出来上がっているし
性格もしっかりと確立されているため
自分たちに合った子を選ぶことができます。
歳を重ねた人間と、成犬成猫はとても相性が良いと言われています。
「成犬成猫はなつかないのでは?」
子犬や子猫のうちから飼わないと
懐いてくれないのでは?
と思いがちですが
愛情を持って信頼関係を築けば
問題なく慣れてくれると言われています。
実際に保護犬や保護猫で高齢の子を迎え
家族として仲良く幸せに暮らしている人も
増えていますよね。
犬から猫にする
猫はお散歩が要りません
猫はガサツに動き回る人
大きな声を出す人
しつこくかまってくる人
が苦手で
ゆったりとした動作でおだやかな人との暮らしを好む傾向があります。
つまり、人間のシニアと相性が抜群です。
我が家かかりつけの獣医さんも
犬を看取った飼い主さんが
どんどん猫に移行していって
「みんな犬飼うのやめちゃって、猫の飼い主さんが増えているのよ〜」
と言ってましたが
それは、どの動物病院でも同じようです。
ただし!
猫ちゃんは、長生きです。
寿命が長く20年とか生きる子も増えています。
20年後はどんな風に飼っていくのか
何かあったときは、どのように対策をするのか
などを考えておく必要がありそうです。
ペットと入居できる老人ホームもある
自分の体が弱ってきたときに
サービス付きの高齢者住宅や、老人ホームが視野に入ります。
そのときにペットは手放さなくちゃいけないのか・・・
と不安になりますが
サービス付き高齢者住宅、有料老人ホームに
ペット可の施設が増えてきています。
ただし、まだ少数ですし
ペットの条件も、小型犬か猫のみ
1人1匹とされていたりします。
料金も高めになりますが
ずっとペットと一緒に暮らしたいという人に人気のようです。
また、セラピードックを採用している
高齢者住宅なども増えてきています。
自分で飼育するのは大変だけど
定期的に来てくれるワンコに癒されている人も多く
認知症(人間のですよ)などの改善にも役立っているようですよ。
自分が高齢になって飼えなくなったら・・・
最後まで看取るつもりでいたけど
病気で入院することになってしまった
考えたくないけど
自分が先に亡くなってしまった・・・
という時
ペットが路頭に迷わないようにあらかじめ
次の飼い主を見つけておく
ことが大切です。
ほとんどは
自分の子供や、親族
または知人の方ですよね。
「きっと面倒を見てくれるだろう」
との思い込みは禁物
あらかじめ、自分に何かあったときは面倒をみてくれるよう
打診しておくこと
いざペットを預けるときには
ペットの生涯にかかる費用も算出して
お渡しすることも必要です。
ちなみに、ペットは最後の1〜2年に
かかる病院費用が、生涯にかかる金額の8割を占めると聞いたことがあります。
実際に我が家もそうでした。
それまで全然病院にも行かない健康体の子が、急にガクッときて
病院通いをするため、お金はけっこうかかります。
1年間でケガ、病気、ワクチン、健康診断などでかかる金額は
犬で約10万円
猫で約5万円程度と言われています。
これに、重篤な病気や手術が入ると
月に20〜30万は軽く超えてしまうことも・・・。
託された人が必ず面倒をみれるとは限らない
亡くなった人からペットを託されたけど
いざ自宅で面倒をみようとしたら
先住ペットと相性が悪くて一緒に暮らせなかった
自分が海外に転勤になってしまった
というケースを実際に見聞きしたことがあります。
飼い主から預けられた子を
育てられないからと
保護センターに連れてくるケースも多いと言われています・・・。
老犬・老猫ホームも選択肢のひとつ
人に無理を言って預かってもらうのは
ちょっと気が進まない
また、お願いする人が見つからない
という場合は
老犬・老猫ホームがおすすめです。
知人や親族に代わって
大切にペットを預かってお世話をしてくれます。
生涯過ごすことも出来るので
環境の変化が苦手なペットも安心して過ごすこことができます。
さいごに
若い頃はペットを飼うのにタイムリミットがあるなんて思いもしませんでした^^;
しかし、実際にペットを飼ってみるとお互いにあっという間に年齢を重ねてしまったことに驚きました。
でも、選択の仕方でペットと幸せな時間を過ごすことは
シニアになってからも可能です。
準備と選択をしっかりと、ですね♪