愛犬が認知症になって良かったこと気づいたこと!犬が教えてくれたこと

愛犬が認知症になってツラい、なんでこんなことが・・・

と悲観ばかりしていましたが、

実は愛犬が認知症になったおかげで気づいたことがいくつもありました。

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愛犬に依存していた日々に気づく

愛犬を施設に預けてからしばらくはいろんな事が手につかない状態でした。

しかし、次第に慣れてきたのもあるし
これまでの日々を振り返ることも出来てきました。

そこで思ったのは、私は愛犬を可愛がるというよりは依存していたんだなぁということ。

毒母育ちのわたし

昔から自己評価が低く、自分は何をやってもダメだというのが強いです。

毒母育ちに多いようですが、私も子供を欲しいと思ったことは全くありません。

自分のような子供を育てるのは嫌だし、自分が母のような親になるのは更に嫌でした。

しかし自分だけのために生きるのも何かつまらなくなってくる、
そこでワンコを飼ったら

犬にすっかりとはまってしまいました。

毎日愛犬と一緒にいることが幸せだし

子犬を育てることは、やるべきことがたくさんあって充実感がたっぷり。

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犬が生活の中心になるのも、べったりと依存してしまうのも想定内というか

自ら選んでいました。

そうすることで、達成感があったのと、犬はこちらの気持ちに応えてくれますからねぇ。

可愛がっているのではなく、ずーーっと犬に依存していました。

介護をする人の大変さがわかるようになった

親をはじめとする家族の介護の過酷さ、大変さはテレビや雑誌などでは見聞きしていて
知っているつもりですが

実際にやっていないと、その大変さは全くわからない。

私はおそらく、この先夫と自分双方の親の介護をすることは無いと思います。
(どちらの親も介護はプロに頼む主義)

ラッキーだわ、ぐらいに思っていました。

でも、介護が全くイメージできない愛犬が認知症になるとは・・・。

おかげで、介護の大変さ(犬ですが)を知ることになりました。

先日こんなことがありました。

スーパーでレジの列を待っているときのこと
カゴ2個分の買い物をしているおばさんが目の前にいたので
1個を台の上に乗せてあげたら

おばさんが、とても喜んでくれて

なんとお金を渡そうとするんです、私に(笑)

そんな困りますーーーと押し問答していたら

おばさんが
「私10年介護生活をしていて毎日がツラくて
誰かに優してもらうともう泣けてしまうの」

と泣き出すんです。。。

10年・・・。

たった2年 それも可愛い愛犬でもほんとうに辛かったのに

おばさんの大変さは想像を絶するものでしょう。

「私も介護が大変でした(犬だけど)」

と少し分かち合いたかったけど

号泣しそうだったので慌ててお店を出ました。

介護をしている人の気持ちや大変さがわかるようになれて良かったと思います。

人のありがたさや優しさが身にしみるようになった

これまでの私は、傲慢だったのです。

人の優しさとかありがたみに対して、素直になれない。

人前で泣いたり感情を出すのも苦手で、いつもヘラヘラと自分の感情を封じ込めて生きてました。

子供のころからの癖というか、なんというか^^;

しかし、愛犬が認知症になってからは
ご近所の犬友達にいつも愚痴を聞いてもらい

ときには全く知らないおばさまと、道端で号泣したことも^^;

おばさんは初めて会う方で
うちのワンコを見て道の向こうから

「その子いくつ?」と聞いてきました。

愛犬は腰が曲がってクルクル歩きをしていたので、老犬だったわかるんですよね。

おばさんも犬連れだったけど、その子の他にもう2匹犬が居て
一番若い子がつい最近亡くなったのだそうです。

「介護が大変だったのよぉ」

「私も今毎日が大変です」

と2人で号泣(笑)

お散歩をしていると、いろんな人から声がかかりました。

「ガンバレよー!」とおじさんから声をかけられ

ニコニコと微笑んでくれる女性

仕事で頑張りすぎるのをやめた

何につけ達成感がなく、自己評価が低かった私

いつも「もっと頑張らないと」という想いが常に頭をグルグル

仕事でもいつもスキルアップを目指して、セミナーなどにも参加して
収入を増やすことばかりを考えてました(笑)

でも、愛犬の介護中は
集中して仕事なんてやってられなかったのです。

そうするとフリーで仕事している私の収入は激減・・・

いや激減なんて可愛いもんじゃありません^^;

しかし、驚いたことに収入が激減してもそれほど困らないということに気づきました。

収入が多いときって、無駄遣いばかり

欲しい必要だ!
とバカスカ買ったものも、結局は必要ないものばかりで

今それらをせっせと断捨離中(笑)

結局せっせと稼いだお金を無駄遣いして処分に悩む

このサイクルを繰り返していただけでした。

そんなに頑張らなくて良いじゃ無いか!

そう思うようになり、最近はのんびり暮らしています。

愛犬が居るときに、もっとのんびり暮らしていたら良かったと思いながら^^;

最後に

犬が認知症にならなければ・・・と、最初の頃はよく思っていました。

ふと、愛犬が認知症になったおかげで気付けたことがたくさんあったことを

思い出しました。

しかし、今も正直認知症は憎いです(笑)

医学が進歩して、認知症を治す薬や予防法が確立されて欲しいですが

自分の幸せは自分が決めるものだとしみじみ感じています。

50過ぎても、まだまだですねーーー

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